高野山親善野球大会

夏の甲子園が終わると私の右腕は疼きだす。

今年の甲子園は大変盛り上がった。大阪桐蔭、金足農…

次は我々ベアーズの出番だッ!

そう、今年も高野山親善野球大会の季節がやってきたのである。

2年連続1回戦負け中の我々。

今年こそは…

部員達の鼻息も荒く、6月末に練習、そして決起集会を行い万全の状態。

時は来た。

しかし、しかしである。 

我々はプロ野球選手でも高校球児でもない。

当然僧侶である。たくさんのお檀家さんを背負っている身…仕事優先なのは当たり前のお話。

我々北海道ベアーズは地の不利もあり、試合当日、7人で臨むこととなった。

部員は30人いるはずなのに…

皆さまおわかりのように、7人では野球は出来ない。

なんとか当日ドタバタしながら、助っ人を3人借り、試合に臨むことが出来た。

8月29日 1回戦。vs島根県。

相手投手は速球派。

ヒグマ打線、沈黙。というか冬眠。

結果は…1対9。

惨敗。

今年も1回戦で散った。

ただ、みんなの思いをつないで繋いで取った1点。私は忘れないだろう。

この悔しさは来年こそ晴らしたい。

夜は大師教会にて高野山真言宗青年会主催の懇親会。

全国の青年僧と交流を深めた。

次の日は門戸厄神東光寺さま、清荒神清澄寺さま、中山寺さま、と真言宗各寺院を参拝。

とてもありがたいお参りとなった。

普段なかなか行けない寺院へ参拝すること、これも野球大会参加の一つの魅力である。

…残念ながら3年連続の1回戦敗退となりましたが、今年も素晴らしい経験をさせていただきました。

部員の皆さま、来年はたくさんのご参加をどうぞお願い致します。

合掌

Comments are closed.