【被災地への思いを一つに】寒行托鉢を行いました。

晴天に恵まれた毎年恒例の寒行托鉢

高野山真言宗北海道青年教師会では、毎年冬に、恒例の寒行托鉢を行なっています。

今年度も、2023年12月18日に、札幌市の中心部・三越百貨店前にて寒行托鉢を行いました。

晴天に恵まれ、寒行とは思えない暖かさに包まれた当日。人通りも多く、行き交う皆様から多くの御浄財をいただきました。この浄財は、社会で様々な困難に遭っている方々への支援を行なっている団体へ全額寄付いたしました。

このように、毎年一度、寒行托鉢を行なっておりましたが、2024年1月1日、石川県能登半島を大地震が襲いました。地理的な条件もあり政府・行政の支援すらままならない被災地で、厳しい寒さの中を耐え忍ぶ被災者、お亡くなりになった方々のことを想うと、胸が張り裂けそうになる日々が続きました。

すぐにでも現地へ駆けつけ支援を届けたいにもかかわらず、それすらも出来ない現状の中、北海道青年教師会は、米本智昭会長の号令のもと、札幌の地にて緊急托鉢を行うこととなりました。

先立って行われた北見市での寒行托鉢

札幌での托鉢に先立ち、青年教師有志による托鉢が1月26日、北見市で行われました。多くの方々にご支援をいただき、感謝申し上げます。

札幌での緊急寒行托鉢

1月29日、札幌の三越前交差点の2カ所で、能登半島地震被災地復興支援のための緊急托鉢を行いました。気温が低い中での托鉢でしたが、被災者の過酷さを思えば寒さなど感じず、被災地の早期復興のため、一心に読経を繰り返します。

被災地への思いを一つに。青年教師のそんな思いが通じてなのか、道ゆく多くの人々からも心温まる浄財をいただきました。

集まった浄財は、北見市や各地で集められた支援金と併せて、災害復興義援金として全て総本山金剛峯寺の災害復興対策本部へとお送りいたしました。

青年教師にできることは、すぐ動くこと。先の創立40周年でも多くの諸先輩方がおっしゃっていたことを実行に移すことができたのは、多くの皆さまのご支援と応援あってのものでした。

深く感謝申し上げるとともに、今後もより一層、青年教師としての役割を全うして参ります。

合掌

Comments are closed.