北海道青年教師会創立40周年記念講演会を開催いたしました。

記念講演会での鼎談の様子。左から、米本北海道青年教師会会長、高野山青厳寺 高井知弘師、浄土真宗本願寺派光明寺 松本紹圭師

令和5年10月31日(火)、札幌市のJRタワーホテル日光札幌にて、北海道青年教師会創立40周年記念講演会並びに祝賀会が催されました。

昭和59(1984)年に創立された北海道青年教師会は、今年で創立40周年を迎えました。式典に先立ち行われた記念講演会では「密教僧が未来世代にできること」「真言僧のこれからの挑戦」と題しまして浄土真宗本願寺派光明寺 松本紹圭師、高野山青厳寺住職高井知弘師による講演、並びに北海道青年教師会米本智昭会長をファシリテーターに、ラジオ形式の鼎談が行われました。

はじめに登壇した松本師は、小樽市出身で、東京大学を卒業後インド商科大学院にてMBAを取得。卒業後は東京神谷町にある浄土真宗本願寺派光明寺にて仏堂に入り、宗派にとらわれず仏教を広める活動に尽力。講演の中では「我々はよきアンセスター(祖先)になれるか」というテーマを主軸に、現代における仏教界の課題と、それを乗り越え未来世代へ良きものを残してゆくための僧侶の在り方を講演されました。

講演を行う松本師

高井師は、高野山塔頭の青厳寺上綱でありながら、ラジオ・SNS、その他の多くのメディアで高野山の魅力を発信し続けています。また、現在は総本山金剛峯寺の公式インスタグラムなどSNSの運営を担当しており、より多くの方々に高野山の魅力を発信するべく尽力しております。その経験と実績を踏まえ「SNSやメディアでの広報は、すなわち布教である」という思いと共に、その具体的な方法や、SNS広報の利点と注意点などを講演いただきました。

講演を行う高井師

両氏の講演ののち、米本会長をファシリテーターに「お二人ともラジオのパーソナリティをお務め」ということで、ラジオ形式の鼎談を実施。参加者からの質問を交えながら、和やかに、時折真剣に議論を交わしました。

講演に聞き入る参加者

また、記念講演に続いて、記念祝賀会が開催されました。その様子は、後日のブログにてご報告いたします。

合掌

Comments are closed.