助け合って生きること

私のお寺では、2月3日に星祭りを行っております。

星祭りとは、年の変わり目であります節分の日に、人それぞれの運命を司るといわれている9つの星を供養し、厄払いや、一年の無病息災を祈願するものです。

 今年もコロナウィルスの影響もありましたが、無事つとめることができました。

しかし、なかなか来ることができなかった方も、たくさんいたようでございます。そんな中でもご参拝頂いた方の中には、ご参拝できなかった家族や親戚、ご友人の方の、無病息災や身体健全、お孫さんの合格祈願等の御祈願を一生懸命されている方が、たくさんいらっしゃいました。

コロナウィルスの影響で、ご家族、友人などに会えない日が続いており、どうしても自分の事でいっぱいいっぱいになってしまいます。 しかしこんな時だからこそ、自分の事だけでは無く、周りの人のことを考えて、自分は一人で生きているのでは無く、いろいろな人に助けられながら、生きていることを考えて、一人一人が、思い合い、助け合いお互いの事を尊重する「相互供養 相互礼拝」の気持ちを持ちながら、生活することが、大切ではないのでしょうか。

     南大師遍照金剛            10班 髙橋 明慎

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