お年寄りの皆様、もっと頑張れ!

実は私、地元の町内会の役員を務めてもう十数年になります。
今年は役員改選の年なんですが、どうやらまた役員になりそうです。
なにも寺の坊さんにやらせなくても良いんじゃ無いのかな?と思うのですが、
皆様はどう思われますか?

初めて事務局になった頃には、「なに?住職さんに物配りさへでるのが?」

「どんだや。ほかにやる人いねんだがね?」

なんて声を掛けてもらったものですが、
今や、「悪いども、役場さ出す書類の書き方わがらね。ちょっと来てけれじゃ。」
「大した助かるわ、次も事務局やってくれればいいさ。」とまあ、こんな案配。

私は、町内会の役員の自体は大変なものでは無いと思ってます。
実際、田舎のお寺であれば、坊さんとしてどこぞの家庭を訪問した際には、お勤め以外にも用事を足してあげたり、車に乗せてあげたり、相談に乗ってあげたり、
同じような務めを果たさねばなりませんし、個人的にもボランティア活動は全く苦になりません。

しかーし、お年寄りの皆様、まず自分で頑張ることを忘れてはいけません。
超高齢化社会に突入するんですから、若い人の数が足りなくなる(というか、もう足りない)のを理解して、一人一人が音を上げるまで務めを果たすべきでしょう。

その次は、自分の子孫に頼る。
お年寄りの皆様、子どもに助けを求めるのを面倒だと思っていませんか?

また、遠慮をしすぎていませんか?
いくらご機嫌を伺っても、子どもの帰省の判断材料にはなりません。
いくら可愛がっても、部活が始まる歳にもなれば、孫は来なくなります。
是非、もう少し若かった頃と同じように、子や孫には一家の長としての気概を持って
堂々と話をし、困ったことがあったら堂々と助けを求めて欲しい。
そこに本来の家族の形があるのだと思います。

お年寄りの皆様、他人に頼るのは最終手段にした方が良いですよ。
お年寄りの皆様、本来あなたの子孫が果たす務めを、他の人に丸投げしていませんか?
お年寄りの皆様、そんなことでは益々あなたは寂しくなりますよ?

                                            文章 M氏

Comments are closed.